ボッタキアリ晩年の作品ですが、後期ロマン派と印象派の間で揺らめく音楽です。イタリアンロマンの最高峰(だと思っている)。本曲は1941年に作曲されましたが、クラシック音楽の歴史的には、ロマン派否定、新古典主義や十二音音楽に向かう時期にあります。もしボッタキアリが人気作曲家になっていれば、本曲もオーケストラ編成で作曲されたでしょうか。
多分一般よりも速い演奏になっていると思いますが、楽譜の指定速度を元に自分で好きに作ったら、10分を切ってしまいました。マンドリン合奏では12分台から遅い演奏で15分弱という感じでしょうか。
玄妙というか幻妙というか「すべてはまぼろし」のような曲で、中間に現れてくる部分で舞踏会をイメージしました。ラヴェルの「ラ・ヴァルス」のように、夢の中に断片的に現れては消える想い出の舞踏会は過去の想い出でしょうか。
最初は弦楽ソロの KH Lyric String Quintet で作成していたのですが、音が薄すぎたので、KH Chamber Strings Adaptive を基本的に使用しました。(最初の1stソロのみ KH Lyric String Quintet を残しました) いろいろこねくり回しているうちに何を修正しているのかわからなくなってきて、MIXはまだやれることがあるかと思いますが、作者のHPが0になったので、ここで一旦出しちゃいます。 なお、YouTubeの絵は単にイメージで、カイ・ニールセンのものを使用しています。
Ugo Bottacchiari 瞑想曲「夢の魅惑」
作成情報
作曲者 | ウーゴ・ボッタキアリ |
Composer | Ugo Bottacchiari |
曲名 | 瞑想曲「夢の魅惑」 |
Title | Incantesimo di un Sogno – Meditazione |
作成年 | 2024 |
作成環境 | 2024: CubasePro13 + KH Chamber Strings Adaptive + KH Lyric String Quintet + Navia Harp (Free) + Dione |
ファイル形式 | 16bit 44kHz flac lossless |
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