ラウダスはギリシャの作曲家で、日々是音楽では作品を順次作成していくつもりですが、マンドリン業界では「第二ギリシャ狂詩曲」と、この「エカーブの嘆き」がダントツで有名です。
エカーブとはギリシャ神話にでてくるイリオスの王プリアモスの妻で、ここではフランス語表記ですね。ホメロスの「イーリアス」でヘカベーはヘクトールの母として登場し、息子の死を嘆く有名なシーンがあるそうです。また、プリアモスとの間の最も若い子であるポリュドーロスは、トロイア戦争の際にポリュメストル王に騙されて殺され、ヘカベーは復讐を果たしたそうです。
YouTubeでは扉絵と最後にクレスピの「ヘカベー、ポリュメストルを殺す」を用いて、他はトロイア戦争関連のものにしました。
なお、今回は最近購入した Century Ostinato Strings と Xperimenta Harpsichord による音の上にマンドリンとブズーキの音をかぶせています。中間の Allegro spiritoso が気持ち良い。
Nikolaos Lavdas エカーブの嘆き
作成情報
作曲者 | ニコラス・ラウダス |
Composer | Nicolas Lavdas |
曲名 | エカーブの嘆き 小交響詩 |
Title | Lamentations d’Ecave Poema Sinfonico |
作成年 | 2024 |
作成環境 | Cubase Pro 13 + Cinematique Instruments Mandolin v1.5 + 8-STRINGS ACOUSTIC BOUZOUKI + Century Ostinato Strings + Xperimenta Harpsichord |
ファイル形式 | 16bit 44kHz flac lossless |
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