Maurice Ravel マンドリンを弾くアンヌ

いや、正しくは「スピネットを弾くアンヌ」です。ラヴェルの「クレマン・マロのエピグラム」という歌曲集があるのですが、クレマン・マロという16世紀の宮廷歌人の詩に曲をつけたものです。1曲目は「雪を投げつけたアンヌ」2曲目がこの「スピネットを弾くアンヌ」です。愛するアンヌ絶賛詩ですが、うーん、今読むと中二病っぽい。。。興味のある方はググってください。クレマン・マロの詩はラヴェルの他にもシャンソンの歌詞として使われているようです。


スピネットというのは小型チェンバロのようで、ラヴェルは1曲めはピアノ伴奏指定ですが、この2曲目はピアノまたはクラヴサンでと指定しています(クラヴサンはチェンバロのフランス語)。チェンバロなら、同じ撥弦楽器、マンドリンでもいける、と、ここではアンヌにマンドリンで弾いてもらうことにしました。Cinematique Instruments Mandolin v1.5 というソフト音源を購入したので試用です。トレモロは使用していませんが。マンドリンの音源の話はブログに別記事で書いたので、そちらを参考にしてください。チェンバロでの演奏は有橋淑和さんのチェンバロ・レボリューション(2002)というCDがおすすめ。

ラヴェルはミニマリズムの極致といった音を付けていて、譜面からデータに起こすだけで、感動ものです。あまりに流麗で感じないかもしれませんが、ずっと5拍子です(1曲目の「雪を投げつけたアンヌ」は3/4拍子から7/4拍子までそれぞれ現れる変態ぶりです)。

なお、途中から入るラララと鳴るシンセは歌曲の唄の旋律で、ラララおじさんは「スピネットを弾くアンヌ」の詩を唄っているマロだと思ってください。密やかに唄っていて、きもかわいい。いつか「雪を投げつけたアンヌ」も作ってまとめたいです。

Maurice Ravel スピネットを弾くアンヌ

作成情報
作曲者モーリス・ラヴェル
ComposerMaurice Ravel
曲名スピネットを弾くアンヌ
TitleD’anne Jouant de l’Espinette
作成年2023
作成環境Cubase Pro 12 + Cinematique Instruments Mandolin v1.5 + Analog Lab V
リマスタリング環境Cubase Pro 12
ファイル形式16bit 44kHz flac lossless

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