鈴木静一 悲愴序曲「受難のミサ」

この曲も著作権の関係で、YouTube のみでの公開となります。
作曲者の鈴木静一氏は黒澤明監督の「姿三四郎」や「続姿三四郎」など数多くの映画音楽を担当されました。1966年にマンドリンオーケストラに復帰し、数多くの名曲を残されています。

日本二十六聖人(にほんにじゅうろくせいじん)は、1597年2月5日(慶長元年12月19日)豊臣秀吉の命令によって長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者。慶長元年12月19日にちなんで本日公開しますが、キリスト教の教会では西暦の2月5日にミサが行われるそうです。

悲愴序曲「受難のミサ」は1970年に作曲されました。日本キリシタン26聖の受難のミサを主題として、Allegro部では運命を思わせる音型を用いて序曲形式で作られています。曲の形式的には以前に公開した細川ガラシャに似ています。

DTM的な話をすると、QLSOについて古いPlay版だったのをOPUS版に換えました。テストの意味もあるので基本QLSOのみで作るつもりだったのですが、ハーモニウムについてはAnalogLab Proのシンセオルガン、ピアノはDioneを使用しています。また作っていて思ったのですが、カンパネラとハーモニウムは必須だと思う。

鈴木静一氏の曲はよく作られているので譜面通りに音を置いていくと、勝手に盛り上がって曲ができてしまいます。今回もほとんど一定テンポでaccellなどしなくても演奏として聴くことができるのは構成やオーケストレーションが優れているからでしょう。

YouTubeでは26聖受難に関する絵画、記録、日本二十六聖人記念館の写真、元和の大殉教の絵画などを使用しています。

鈴木静一 悲愴序曲「受難のミサ」

作成情報
作曲者鈴木静一
ComposerSeiichi Suzuki
曲名悲愴序曲「受難のミサ」
TitleHosokawa Gracia
作成年2025
作成環境Cubase Pro 14 + Quantum Leap Symphony Orchestra + AnalogLab Pro + Dione
ファイル形式16bit 44kHz flac lossless

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