カザッツァはプロの作曲家ではなく、本職は会計士だったそうです。
この曲は G. F. Poli によって編曲されたものですが、ジェノヴァのシボリ音楽院主催の作曲コンクールで入賞し、「Arte Mandolinistica」誌から出版されました。石村先生の「アルバム フィロドリーノ」3巻では1902年の編成のようですが、ここでは応募規定に従い四部合奏の形式にしたものを元にしています。
さて、題名は独創的序曲なのですが、私はどのあたりが独創的なのかあんまりわかっていません。主題の提示時に変奏を加えながら繰り返すあたりでしょうか?ラヴィトラーノの「ローラ」では主旋律に細かい変奏を繰り返していましたが、こちらは伴奏形式も含めての変奏ですかね。もしそのあたりご意見などあればコメント欄でぜひ教えて下さい。(普通に感想などのコメントも歓迎です)
しかし、中間部以降の6/8拍子の旋律はしみじみと心を打ちますね。また旋律を支える下降音階も効果的です。
YouTubeの画像は深い意味もなくジョゼフ・ターナーのものを使用しました。
Luigi Casazza 独創的序曲
作成情報
作曲者 | ルイジ・カザッツァ |
Composer | Luigi Casazza |
曲名 | 独創的序曲 |
Title | Sinfonia Originale |
作成年 | 2024 |
作成環境 | CubCubase Pro 13 +KH Lyric SQ + Modo Base2 + Reason 12 + Speldosa |
ファイル形式 | 16bit 44kHz flac lossless |
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