毎週自薦リスト

2024/9/3 曲も100曲以上になってきたので、その時その時の思いつきテーマで、自薦リストを作っていこうと思います。どれから聴こうかと考えることがあれば、ご参考に。。。というか自分が書いてみたいだけ。日付毎に追加していく予定で、一度書いたものは維持していく気がありません。将来曲が増えて、あまりに変わったら新しい日付で作っていきます。

Cocoonのアコーディオンで作成しています。項目をクリックして開いてご覧ください。

泣けるというか味わってみるとしみじみとくるものを選んでみました。捨てがたい曲も多いのですがここでも泣く泣く5曲にしました。
もちろん感じるかどうかは人によるので、あくまで筆者の感覚によるものです。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ディノ・ベルッティ
Dino Berruti
黄昏前奏曲
Crepuscolo – preludeio
ベルッティの曲はいろいろありますが、やはり「黄昏前奏曲」は良いですね。最初は20年前の音を出してみたのですが、YouTubeにはやはり新しく作り直したいということで、データから入れ直しました。しかし、再生数が少ない不憫な子でもあります。リンク
エマニュエル・マンデルリ
Emanuel Mandelli
楽興の時
Momento Musicale
楽譜だけ眺めていたときはよくわからなかったけど、全体がわかってみるとたまらん。多分演奏会で演奏したことがあるんだけど、弾いているときは聴こえるバランスもあって感動できない。そういう意味で指揮者と聴衆が良かったと思う。ずるいよ。リンク
イシドロ・アンジェロ・フィリオリーニ
Isidoro Angelo Figliolini
古城の物語
La Leggenda del Castello
– Intermezzo Sinfonico
ゆったりとあまり荒くならずに歌い上げてほしい。リンク
ジョゼッペ・アネッリ=トリゴロ
Giuseppe Anelli Trigolo
悲しい時とうれしい時
Ore tristi e liete – preludio
作り始めたときは単純かなと思っていたが、しみじみと良いなと思うようになった。現役のときは Anelli あまり知らなかった。申し訳ない。実演奏では、ベタにならないように作り上げるのは大変だろうなと思う。リンク
エウジェネオ・ジュディチ
Eugenio Giudici
マドリガル
Madrigale
本来はマンドリンセロでソロを行うのだが、ここではチェロ音源を使用している。Giudici はなんか感覚がおもしろい。ロマン派的な音楽に印象派やミニマル音楽的なものをぶっこんでくる。旋律だけが浮遊している感じにしたかったので、ソロのチェロ音源以外はガムランの金属打楽器群にしてみた。リンク

このサイトに訪れるのはマンドリン業界の方が多いと思うのですが、クラシックの曲も扱っているので、そちら方面でマンドリン合奏のことは知らない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずはマンドリン業界での超有名曲を上げてみます。といってもここではマンドリンでは演奏していないのですが。。。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ウーゴ・ボッタキアリ
Ugo Bottacchiari
交響的前奏曲
Preludio Sinfonico
心を溶かす超有名曲。学生の時にクラブでこの曲を演奏したばかりに、社会人になってからもマンドリン合奏から離れられない人はきっといると思います。
ここでは弦楽合奏+オルゴール音源で作成したものと弦楽五重奏+ハープで作成したものの2種類ありますが、一応あとから作った弦楽五重奏+ハープ版の方を自薦+リンクしておきます。
なお、マンドリン合奏でどうなるかは、超有名曲だけにYouTubeで検索すると数多くでてくるでしょう。
リンク
アリーゴ・カペレッティ
Arrigo Cappelletti
劇的序曲
Ouverture Dramatique
唯一無二。この曲に惑わされてカペレッティの他の曲を探しても、ここまでのインパクトのある曲はないです。が、もしかしたら、と思って探してしまう。。。
ここでは弦楽合奏版、パイプオルガン版、バンド演奏サックス版を作り自分としてはどの演奏もいろいろな意味で捨てがたいのですが、一般的という意味で弦楽合奏版にリンクしておきます。
Blogでは同一ページ内でそれぞれリンクしていますので、他の演奏も聞いていただける方はBlogのリンクページから参照してください。。
リンク
サルヴァトーレ・ファルボ・ジャングレコ
Salvatore Falbo Giangreco
序曲ニ短調
Ouverture in Re minore
ファルボはファルボで3大名曲があって、「序曲ニ短調」「田園写景」「スペイン」とどれを選んでも有名曲なのですが、ここでは自分で複数演奏作成している「序曲ニ短調」にしておきます。
異論はもちろん受け付けます。
「序曲ニ短調」は旋律の受け渡しが重要なので、自分のパートを好きに弾いていると曲が繋がらなくなってしまいます。ここではオルガン版、弦楽版、ジャングルビート版など作成していますが、まあやはり基本紹介としては弦楽版でしょう。他の演奏は、この自薦リストが進むと他のタイトルで選ばれるでしょうし。
なお最後のコーダに当たる部分は拍子も変わるのですが、同じ速度で突入するか、半分の速度になるかで解釈は2種類ありますが、ここでは同速度で突入です。解釈が分かれるのはショスタコーヴィッチの交響曲第5番の第4楽章のようですね。
リンク
ニコラス・ラウダス
Nicolas Lavdas
第二ギリシャ狂詩曲
2a Rapsodia Ellenica
ラウダスはギリシャの人で「第二ギリシャ狂詩曲」が超有名、「エカーブの嘆き」がそのあとに続いて、あとはほぼ演奏されないと思います(「クレタ風舞曲」はほんの少し演奏されるかな)。筆者はラウダス好きなので、なんとか全曲作ることを目標にしています。
しかし、やはり作成していくと「第二ギリシャ狂詩曲」が図抜けてできが良いのは、そりゃ仕方がないなあと改めて思いました。
なお、この曲のギリシャ民謡のテーマはスカルコッタスの「3つのギリシャ民謡」 I. Potamos (River) でも聴くことができるので聴き比べていただくのもよいでしょう。
演奏もYouTubeも再開初期のものなので、作り直してみたい気もするけど、今のところそれよりはほかの未作成曲を優先している次第です。
リンク
ジョゼッペ・マネンテ
Giuseppe Manente
メリアの平原に立ちて
Sulla Piana Della Melia
いや、マネンテといえば「華燭の祭典」だとか言われそうですが。。。マネンテは主に吹奏楽の人なので吹奏楽からの編曲が多いのですが、「メリアの平原に立ちて」は元々マンドリン合奏用で作曲コンクールに応募し入選したもので、後にマネンテ自身によって改定を加えて吹奏楽譜として出版されたようです。
ここでの演奏は弦楽+マリンバで、マリンバのアタックが個人的には可愛いのですが、なにせ再開初期の曲。これもいつの日か別編成できっと。。。
リンク

マンドリン業界の作曲家の曲が多いのですが、作りたい曲であればクラシック畑の人の曲も作っています。ただしオリジナルの編成ではやはり生演奏のほうが良いと思うので、他の楽器でアレンジしたものを作っています。

まあプッチーニやマスカーニあたりはどうなんだとも思いますが、それは一応イタリアものマンドリン関連ということでここからは外しました。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
セザール・フランク
César Franck
前奏曲、フーガと変奏曲
Prélude, Fugue et Variation
有名なのはピアノ曲で「前奏曲、フーガとアレグロ」「前奏曲、コラールとフーガ」で、これらも大好きなのですが、「前奏曲、フーガと変奏曲」はオルガン曲です。
シンセx2とベースの3ピース構成ですが、淡々と進めていくところが自分では気に入っています。
リンク
ベラ・バルトークBartók Bélaルーマニア民俗舞曲
Roumanian Folk Dances
バルトークも有名どころなので、名曲はたくさんありますが、やはり生演奏がよい。
「ルーマニア民俗舞曲」はピアノ曲版を元にしていますが、最初期の頃、Spledosaというオルゴール音源を使おうして、適した曲を20年前のデータから引きずり出して使いました。
リンク
エドヴァルド・グリーグ
Edvard Grieg
ホルベアの時代から
Aus Holbergs Zeit
個人的に昔から好きな曲です。弦楽合奏版のほうが有名な気がしますけど、ここではピアノ版から Reason12 のHarpGuitar 音源を使用しています。この頃HarpGuitar音源に惚れていたのでした。
視聴数が少なくて作者的には悲しいですが、とても気にいっています。少し長いので各楽章別音源に分けたほうが良かったかも。
リンク
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
Dmitri Shostakovich
コンチェルティーノ 弦楽合奏版
Concertino for Two Pianos String Ver.
昔マンドリン合奏の演奏会で指揮しようとして2台のピアノ譜から編曲した曲。演奏者よりも指揮者の能力がついていけずに崩壊しそうな気がしたので、実演せずに25年ほどお蔵入りした熟成品。
というか編曲した結果が曲として成り立っているかを確認したかったのだが、まあ聴ける気がする。
リンク
モーリス・ラヴェル
Maurice Ravel
スピネットを弾くアンヌ
D’anne Jouant de l’Espinette
有橋淑和さんのCDで聴いて以来、自分で作ってみたかった曲。チェンバロで演奏するものなら撥弦楽器でいけるやろ、ということで、「マンドリンを弾くアンヌ」です。
1分38秒の短い演奏ですが、シンセのふにゃふにゃいっているのも含めて自分的にツボにはまってお気に入り。
リンク