フランチェスコ・アモローソは20世紀初頭の作曲家で、第24歩兵連隊軍楽長兼指揮者だったようです。
序曲「祖国への愛」は、1913年にジェノヴァの Editoria Musicale Genovese 主催の第2回国際作曲コンクールに入賞し、同年 Arte Mandolinistica 誌から出版されたそうです。なお、譜面は石村隆行氏編集の「Album Philodolino 2」を使用しました。
20年前に一度この曲を作って公開していましたが、やはり当時では自分の思うほどの切れ味を表現できず、今回、MIDIデータをすべて入れ直して、最近の音源で作り直しました。曲については、ギターの使用法や旋律と伴奏の扱いは少々単調かもしれませんが、それを補って余りあるアレグロ主題に迫力と魅力があります。ここでは、弦楽とチェンバロで演奏してみました。弦は速いパッセージが多いので、8DIO の Century Ostinato Strings を用いています。なお、コーダの弦の16分音符の刻みは、ここでは2分音符のスタッカートにしています。それはそれで気持ちよかったので。
YouTubeの絵は瑛九さんのものを使用しました。
Francesco Amoroso 序曲「祖国への愛」
作成情報
作曲者 | フランチェスコ・アモローソ |
Composer | Francesco Amoroso |
曲名 | 序曲「祖国への愛」 |
Title | Amor Patrio, overture |
作成年 | 2024 |
作成環境 | Cubase Pro 13 + Century Ostinato Strings + Xperimenta Harpsichord |
ファイル形式 | 16bit 44kHz flac lossless |
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