毎週自薦リスト

2024/9/3 曲も100曲以上になってきたので、その時その時の思いつきテーマで、自薦リストを作っていこうと思います。どれから聴こうかと考えることがあれば、ご参考に。。。というか自分が書いてみたいだけ。日付毎に追加していく予定で、一度書いたものは維持していく気がありません。将来曲が増えて、あまりに変わったら新しい日付で作っていきます。

2024/9/23 すみません。リンクを間違えていた部分をいくつか修正しました。まだ間違いがあるかもしれません。。。

Cocoonのアコーディオンで作成しています。項目をクリックして開いてご覧ください。またご意見ご感想があれば、こちらのフォーラムでお願いします。

ラウダスの第二ギリシャ狂詩曲は超有名曲ですが、私長い間創作主題かと思っていました。
ところがある時、スカルコッタスの曲の楽譜をみていたら、あれこれ同じ主題じゃね?ということで、もともと本当にギリシャ民謡の主題だったということを知りました。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ニコラス・ラウダス
Nicolas Lavdas
第二ギリシャ狂詩曲
2a Rapsodia Ellenica
ラウダスではやはりこの曲が有名。最初の主題が重々しく演奏されるのはかっこよすぎる。
で、長い間ラウダスの創作主題だと思っていたのでした。
リンク
ニコス・スカルコッタス
Nikos Skalkottas
3つのギリシャ民謡
3 Greek Folk Songs
I. Potamos (River) が同じ主題なのですね。スカルコッタスは新古典主義というか十二音音楽の人なのですが、ギリシャ民族音楽による曲も多く作成しています。
こちらは本来現代音楽的な伴奏がつけられているのですが、単独の主題をまず演奏するように改変しています。
リンク

パイプオルガンの本格的な音源としては、 Fredonia Grand Organ というものを持っているのですが、自分自身パイプオルガンのド素人なので、ストップの使い方などどうも適当になってしまう。でも、圧倒感はやめられない。細部は塗りつぶされますが、それはそれ。

これら以外の曲で、一部使用しているオルガン音は、だいたいシンセ音を使用しています。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
アリーゴ・カペレッティ
Arrigo Cappelletti
劇的序曲 Fredonia Grand Organ Ver.
Ouverture Dramatique Fredonia Grand Organ Ver.
もともとこの曲をパイプオルガンで演奏したかったので、VST音源を購入したのであった。どこかの教会で実演奏されないかな?それを聴きながら昇天するのが私の夢。リンク
サルヴァトーレ・ファルボ・ジャングレコ
Salvatore Falbo Giangreco
序曲ニ短調 Fredonia Grand Organ Ver.
Ouverture in Re minore Fredonia Grand Organ Ver.
最初は弦楽合奏で作ったが、オルガンでもいけるんじゃね?と作ってみた。Allegroでパート間の受け渡しがつぶれるなどの欠点はあるのだが、それはそれでありじゃないか?リンク
カルロ・オテッロ=ラッタ
Carlo Otello=Ratta
英雄葬送曲 Fredonia Grand Organ Ver.
Epicedio Eroico Fredonia Grand Organ Ver.
これももともとオルガン的な発想の曲だと思っていた。
前半のトッカータ的な部分も良いが、特に後半の滔々と流れる挽歌はこれぞオルガンの醍醐味だぜ。
リンク
ウーゴ・ボッタキアリ
Ugo Bottacchiari
交響的前奏曲 Fredonia Grand Organ Ver.
Preludio Sinfonico Fredonia Grand Organ Ver..
最近作。作るの忘れていた。
もう細部が潰れているしギターの繊細感など微塵もないが、これはこれで良いのだ。聴きながら昇天するのはこの曲でも良い。
リンク

どの曲も2024/11/4時点の再生回数3回。少し悲しいけど、仕方がない。けど、そのうちもう少し伸びないかな?

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグ
Edvard Hagerup Grieg
ホルベアの時代から
Aus Holbergs Zeit
YouTubeの再生回数のカウントルールが良くわからないのだが、やはり5曲の組曲で再生時間が長いからだろうか?
自分的にはすごく好きな曲なんだけど、人気がない。。。
クラシックの弦楽合奏版をご存じの方も、これはピアノ版をもとにしているので、一聴の価値はあるかと。
リンク
マルコ・エンリコ・ボッシ
Marco Enrico Bossi
黄昏のうた
Canto della Sera
ダウンロード用のスコアもおいているし、20年前から「日々是音楽」の代表曲だと勝手に思っている。リンク
アリーゴ・カペレッティ
Arrigo Cappelletti
交響的フィナーレ
Finale Sinfonico
カペレッティのオルガンソロからの編曲。これもダウンロードに楽譜を置いている。
YouTubeにオルガンでの演奏が上がっていたので、弦楽合奏で編曲してみましたとコメントつけてみている。
リンク

邦人作曲家の曲はもっと多く手掛けたいのですが、少し大きめの曲が多いのと、著作権の関係でYouTubeでしか公開できないので、ついつい後回しになっています。でも今後はなんとか増やしていきたい。。。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
芥川也寸志赤穂浪士のテーマ芥川也寸志氏はクラシックの方ではもちろん「交響管弦楽のための音楽」や「弦楽のための三楽章(トリプティーク)」で有名なのですが、そんな規模の曲を作る気力はなく、そういえば、12月は忠臣蔵だな、ということで、NHKの大河ドラマのために作られた「赤穂浪士のテーマ」を作ってみたら結構いろいろな人に聴いていただいてうれしい。
多分日々是音楽では今のところ再生数No.1です。短くジングルのようにしたのも再生数獲得には良かったでしょうか?
最近原曲のオーケストラ譜が出版されたので買って眺めていますが、うーん、今年は作り込む気力なし。「武蔵坊弁慶」作りたいなあ。。。
リンク
鈴木静一劇的序楽「細川ガラシャ」マンドリン業界では超有名な鈴木静一氏の大人気曲。そのおかげで他の曲よりも再生数は多い方です。この時代ではクラシック曲も含めて最高の交響詩作曲家だと勝手に思っています。
この曲は劇的序楽と題されてはいますが、まあ交響詩の簡易版のようにも取れるでしょう。何度聴いてもたまらんね。
リンク
長沢勝俊箏四重奏曲 第2楽章変拍子が好きです。といっても奇数拍子や複合拍子ではなく小節毎に変わるようなものが好みです。クラシックではストラヴィンスキーの「春の祭典」などが有名でしょうか?
マンドリン業界で変拍子といえば帰山栄治氏の曲が好みなのですが、長沢勝俊氏のこの曲は邦楽の箏のための曲で、結構な変拍子でありながら、さらさらと美しい。遠い昔、マンドリン合奏用への編曲を夢見て譜面を購入していたのでした。まだまだ再生回数は少ないですが、自分のお気に入り曲でもあります。
これを作っていた頃ハープギターの音源が気に入ってたのでそれで作りましたが、今聴いていみると四重奏であることはあまりわからない(音の発生位置は4つにわけていますが)ので、もう少し音色を変えて作り直すのも良いかな、と考慮中。もちろん第1楽章の追加も検討事項です。
長沢勝俊氏の箏曲では「雪三態」の「雪コ」も作ってみたいけど、縦譜を読むのが難しすぎる。
リンク

私は管楽器系は全くわからないのだが、時々サックスのソロ音源を使用している。あま~いというイメージ。ただ、持っているソロ音源ではソプラノやバスがないので音域が狭いので、旋律をオクターブで移動させたりシながら頑張っている。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
アリーゴ・カペレッティ
Arrigo Cappelletti
劇的序曲 Dramatic Sax Ver.
Ouverture Dramatique Dramatic Sax Ver.
とにかく曲後半アレグロの第二主題をサックスで実現したいと思ったのがきっかけなのだが、なんか全面的にサックスソロになってしまった。
結構めちゃくちゃな作りだけど、自分では気に入っている音源の一つ。後半第一主題はマンドラの対旋律の方をメインで吹いているのもいとおかし。
リンク
ジャコモ・プッチーニ
Giacomo Puccini
私のお父さん
– オペラ「ジャンニ・スキッキ」より

O mio babbino caro
– dall’opera Gianni Schicchi
この曲が好きなので。女声のアリアだが、サックスでムード音楽っぽくやってみた。リンク
ジュゼッペ・マルトゥッチ
Giuseppe Martucci
夜想曲
Nottruno
これも旋律があま~いのでサックス中心で作ってみた。作曲者自身によるオーケストラ版もあるのだが、サックス中心ということで、ピアノソロ版から編曲してみた。リンク
ジョゼッペ・マネンテ
Giuseppe Manente
小英雄 2023 Ver.
Piccoli Eroi Overture 2023 Ver.
バンド演奏を、ということで20年前は旋律部をギターで作成していたのだが、今回はサックスにしてみた。自分的には最後のドラムスが好き。リンク
ジョゼッペ・マネンテGiuseppe Manente序曲
Sinfonia
序曲程度の構成になると部分的に音色を変えて変化をつけたくなるので、アンダンテ的な部分はサックス中心にしてみた。ただし、マネンテの場合、前半でアンダンテがあっても後半アレグロのままぶっ通すものも多く、自作の緩徐部分が旋律的に器楽的で少し弱いことを認識していたのかなあと思ったりもする。
そのためこの曲も後半はサックスの出番はあまりないのだが、曲としても作った苦労も含めて結構気に入っている。
リンク

1941年というとイタリアではマンドリン合奏も衰退期に入っていますが、イタリアのシエナでは1940年、1941年と二回に渡り作曲コンクールが開かれました。とはいっても、第二次世界大戦期間中で、ファシストの一国家機関名であるO.N.D の名のもとに行われているので国威発揚の意図があったのでしょう。しかし、その意図はおいておいて、この年の入賞曲はまさに珠玉と言えるものです。考えてみたら3曲とも作っているので、ここに順番に掲示し直したいと思います。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ウーゴ・ボッタキアリ
Ugo Bottacchiari
瞑想曲「夢の魅惑」
Incantesimo di un Sogno – Meditazione
上記コンクール第一位。
二位、三位の曲も素晴らしいが、音楽としての風格が異なる。まさに名曲だと思うが、上記の開催意図からみると第二位の「英雄葬送曲」のほうが目的に合致するのにかかわらず、この曲を一位に選んだ審査員が素晴らしいと思う。政治的な意図よりも音楽が要求するもののほうが上だと信じて実行できるのは、それほど簡単ではない。
私はかってにイタリアン・ラ・ヴァルスだと思っている。そう、かつての舞踏会はもはや夢見るしかできない時代だったのだろう。
リンク
カルロ・オテッロ=ラッタ
Carlo Otello=Ratta
英雄葬送曲
Epicedio Eroico
上記コンクール第二位。
曲頭には”Ai Valoroni caduti di Tobruk”(トブルクで没した勇者たちに)とあるので、トブルク戦線での兵士たちに捧げたものだろう。開催の意図に沿っているとは思うが、葬送曲であり国威発揚になるのだろうか。鎮魂歌として今後も演奏されることだろう。
YouTubeには2種類作成していて弦楽版とオルガン版があるのですが、悩んだ末弦楽版にリンクしておきます。
リンク
プリモ・シルヴェストリ
Primo Silvestri
夏の庭 – 黄昏
Giardino d’estate – Crepuscolo
上記コンクール第三位。
大編成でありながら、静謐な音楽というこれもなかなか演奏が難しい曲。マンドリンのトレモロ自体が曲の要求に耐えうるのかという根本的な疑問も感じてしまう。戦争とは縁遠いように思われるが、夏の庭のノスタルジーも黄昏もその時代では失われつつあるものなのかもしれない。
リンク

やはり年代的に冨田勲、YMO、ジャン・ミッシェル・ジャールなどを聴いて育ってきたので、シンセサイザーに憧れていた。といっても今は簡単にサワれるのだが、音を作るだけの元気はなく、プリセットに近いものを使用しているだけだけど。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
アメデオ・アマディ
Amedeo Amadei
小組曲「降誕祭の夜」
Piccola Suite Notte di Natale
2003年作成したものですが、この頃からシンセものを作りたかったらしい。この頃はシンセで音をいじることのできるものは、Reason 2.5を持っていたのですが、当時のバージョンは MIDIトラックのテンポ編集ができず、泣きながら音符の長さを計算して作った記憶があります。今のReason のバージョンはもちろんテンポトラックで拍子も速さもコントロールできますわ。でもそれなりにとぼけた感じで気に入っているので、そのまま使用しています。
本来弦楽バージョンなどつくるべきでしょうが、元データがなく、しかも上記のようなデータなので、今の環境では残っていても使用しにくい。
リンク
セリム・パルムグレン
Selim Palmgren
粉雪
Snowflakes
去年復活して、やはりシンセの音でも作ってみたいなあと思ったのですが、過去を反省して小品で始めることにしました。原曲はピアノソロですが、なんか音色がついてもいいかなあ、といのとパッド的な雰囲気を入れてみたのでした。冨田勲のドビュッシーに影響を受けているかも。リンク
サルヴァトーレ・ファルボ・ジャングレコ
Salvatore Falbo Giangreco
序曲ニ短調 Liars Jungle Ver.
Ouverture in Re minore Liars Jungle Ver.
これは曲データをいれるのが大変だったので、再利用してやろうとオルガン版を作ったうえで再再利用だー、ということでした。
また、リズム的にジャングルというかドラムンベースも使ってみたかった。で、悩んだ末に速度の遅い部分はカットということで。こんなの聴いてくれた人はどう感じたのだろうか?
リンク
ジョゼッペ・ミラネージ
Giuseppe Milanesi
第一序曲 或る田舎祭りにて Techno Ver.
Plectrum – Inno Mandolinistico
最初にマリンバ版で作成したときに、この曲はテクノじゃん、と書いてReasonで触り始めたのですが、いろいろ触っているうちに訳わかんなくなったので、しばらく放置していましたが、半年後に聴いてみると、これでもいいじゃん(なのか意気込みがあせたのか)と思ったのでだしてみました。リンク
ドメニコ デ・ジョヴァンニ
Domenico De-Giovanni
ローマ・トリノ序曲
Roma-Torino Sinfonia
これは最初からセンセにしようと思った。普通に弦楽で作ると当たり前すぎる気がしたので。
でもシンセだからといって特に変わったわけでもないのであった。
リンク

主にマンドリン合奏曲を扱っていながら、マンドリン合奏での再現は行っていません。マンドリン合奏なら実演でいいじゃん、というのが主な理由なのですが、その他に使用できる音源データがないからというのもあります。マンドリンソロの音源はいくつかありますが、フラットマンドリンのものが多く、まあ音はそれでも良いのですが、複数人数での音源がないのです。ヴァイオリン系のオーケストラ音源では人数調整ができるものやプルト単位で増やせるものなどあります。
ひとつだけ、Spitfire Audioの「Mandolin Swarm」という19名の “一斉演奏” を収録したものがあるのですが、少々お高いのと、ドラやセロの一斉演奏がないので、つまりはこれだけあっても作れんということです。ソロの音を重ねれば合奏になるんじゃない?と思う方もいらっしゃるでしょうが、同じ音では音量が大きくなるだけなので、一人ひとり微妙にタイミングや速度、音量を変化させる必要がありますが、とてもやる気にならないし美しくなるとも言えない。そうはいってもマンドリン音源を使用した曲があることはあるので、以下にあげてみます。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ニコラス・ラウダス
Nicolas Lavdas
エカーブの嘆き 小交響詩
Lamentations d’Ecave – Poema Sinfonico
ラウダスの有名曲。これは弦楽に加えて、マンドリンとブズーキを重ねてみました。合奏風にするなら、これくらいがよいかなと言うのが今の感想。
「エジプトの幻影」などこのような感じでつくりなおしてみるか、という気もある。Allegro spiritoso が気持ち良い。
リンク
モーリス・ラヴェル
Maurice Ravel
スピネットを弾くアンヌ
D’anne Jouant de l’Espinette
モーリス・ラヴェルの小品ですが、もともとピアノパートはピアノかチェンバロと指定されているので、チェンバロならマンドリン属でもいけるやろということで
作ってみましたが、短いけど作者のお気に入り。
リンク
エドゥアルド・メッツァカーポ
Edouard Mezzacapo
マンドリニストの行進
March des Mandolinistes
20年前に作成したもので、音源データ名もどう作ったかも何も覚えていない。たぶんマンドリン音源データを使用してみたかったのだと思う。リンク
アメデオ・アマディ
Amedeo Amadei
プレクトラム – マンドリン讃歌
Plectrum – Inno Mandolinistico
上記の「マンドリニストの行進」のYouTubeの扉絵で使用したハーレクイン風のおねーさんの写真が気に入ったので、同じようにマンドリンによる行進曲を作ってみた。リンク
フランチェスコ・アモローソ
Francesco Amoroso
スペイン風セレナーデ
Serenata Spagnola
マンドリン四重奏構成の曲です。演奏ではマンドリン音源とシンセサイザー中心で、中間部もシンセサイザーで作ってみました。
演奏会で取り上げられる規模ではないので、マンドリンの方で作ってみました。
リンク

マンドリン合奏系の曲を作る場合に、マンドリン属は弦楽に、ギターはピアノかハープなどに置き換えるのが一番わかり易いし安定します。が、作っていて飽きてしまうので、メリハリが欲しくなったり、疾走するイメージが浮かんでしまうとマリンバを使用することが増えてきました。
以下に5曲を上げましたが、その他にもマネンテの序曲やフィリッパの滅びし国も捨てがたい。
これらは他のお題で取り上げようと思います。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ジョゼッペ・ミラネージ
Giuseppe Milanesi
第一序曲 或る田舎祭りにて
Ouverture No.1 “Ad una Festa Campestre”
Blogに書いた通り最初の印象がテクノ系だろうということだったのです。が、まだ作り慣れていないのでとりあえず実際の楽器で作ってみるかと思ったのですが、弦楽ばかりも飽きたので、全面的マリンバにしてみました。自賛だがけっこうおもしろくなったのではないだろうか?音階だったりポコポコなる伴奏がマリンバに向いている気がする。
なおシンセサイザーはまた項を改めて書きます。
リンク
レオーネ・シニガーリャ
Leone Sinigaglia
ピエモンテ狂詩曲
Rapsodia piemontese
最近作。原曲はヴァイオリンがソロなのだが、ソロヴァイオリンを作っても実演奏には勝てないので、マリンバにしてみた。これも結構自分的には気に入っているが、まだ再生数が少ない。。。やはりマンドリン関係の曲でないからだろうか?(と思ったら増えてきた)
リンク
ピエトロ・フロリディア
Pietro Floridia
オリエント – 絵画的情景 Op.6
Orient – scènes pittoresques Op.6
ピアノソロ曲からの編曲なのだが、弦楽部分は良いとして、ピアノ伴奏的な部分はギターかハープかと悩んでいた。結果、いっそのことピアノソロ原曲をそのまますべてマリンバにして、旋律と伴奏を弦楽で支えることにした。自分的には結構かわいい作品(苦労したから)。リンク
H.ラヴィトラーノ
Hyacinthe Lavitrano
小序曲「ローラ」
Lola – Piccolo Sinfonia
マンドリン系は弦楽器にするとして、ギターをどうするか悩んで、マリンバでやったらけっこう良かった。特にマンドリン1stの速いパッセージをマリンバの方に移したら、なんか軽くて良い感じに仕上がった気がする。リンク
ジョゼッペ・マネンテ
Giuseppe Manente
メリアの平原に立ちて
Sulla Piana Della Melia
再開初期の作品なので、どうだろうとも思うのだが、まあ Marimba Attack Ver.と書いちゃっているし。。。弦楽合奏だとめりはりが弱いので、ギターパートをマリンバにした最初の作品。
アレグロの部分をマリンバで走り抜けるイメージが浮かんでしまったので仕方ない。YouTubeはいつか絵画にして作り直したいけど。
リンク

泣けるというか味わってみるとしみじみとくるものを選んでみました。捨てがたい曲も多いのですがここでも泣く泣く5曲にしました。
もちろん感じるかどうかは人によるので、あくまで筆者の感覚によるものです。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ディノ・ベルッティ
Dino Berruti
黄昏前奏曲
Crepuscolo – preludeio
ベルッティの曲はいろいろありますが、やはり「黄昏前奏曲」は良いですね。最初は20年前の音を出してみたのですが、YouTubeにはやはり新しく作り直したいということで、データから入れ直しました。しかし、再生数が少ない不憫な子でもあります。リンク
エマニュエル・マンデルリ
Emanuel Mandelli
楽興の時
Momento Musicale
楽譜だけ眺めていたときはよくわからなかったけど、全体がわかってみるとたまらん。多分演奏会で演奏したことがあるんだけど、弾いているときは聴こえるバランスもあって感動できない。そういう意味で指揮者と聴衆が良かったと思う。ずるいよ。リンク
イシドロ・アンジェロ・フィリオリーニ
Isidoro Angelo Figliolini
古城の物語
La Leggenda del Castello
– Intermezzo Sinfonico
ゆったりとあまり荒くならずに歌い上げてほしい。リンク
ジョゼッペ・アネッリ=トリゴロ
Giuseppe Anelli Trigolo
悲しい時とうれしい時
Ore tristi e liete – preludio
作り始めたときは単純かなと思っていたが、しみじみと良いなと思うようになった。現役のときは Anelli あまり知らなかった。申し訳ない。実演奏では、ベタにならないように作り上げるのは大変だろうなと思う。リンク
エウジェネオ・ジュディチ
Eugenio Giudici
マドリガル
Madrigale
本来はマンドリンセロでソロを行うのだが、ここではチェロ音源を使用している。Giudici はなんか感覚がおもしろい。ロマン派的な音楽に印象派やミニマル音楽的なものをぶっこんでくる。旋律だけが浮遊している感じにしたかったので、ソロのチェロ音源以外はガムランの金属打楽器群にしてみた。リンク

このサイトに訪れるのはマンドリン業界の方が多いと思うのですが、クラシックの曲も扱っているので、そちら方面でマンドリン合奏のことは知らない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずはマンドリン業界での超有名曲を上げてみます。といってもここではマンドリンでは演奏していないのですが。。。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
ウーゴ・ボッタキアリ
Ugo Bottacchiari
交響的前奏曲
Preludio Sinfonico
心を溶かす超有名曲。学生の時にクラブでこの曲を演奏したばかりに、社会人になってからもマンドリン合奏から離れられない人はきっといると思います。
ここでは弦楽合奏+オルゴール音源で作成したものと弦楽五重奏+ハープで作成したものの2種類ありますが、一応あとから作った弦楽五重奏+ハープ版の方を自薦+リンクしておきます。
なお、マンドリン合奏でどうなるかは、超有名曲だけにYouTubeで検索すると数多くでてくるでしょう。
リンク
アリーゴ・カペレッティ
Arrigo Cappelletti
劇的序曲
Ouverture Dramatique
唯一無二。この曲に惑わされてカペレッティの他の曲を探しても、ここまでのインパクトのある曲はないです。が、もしかしたら、と思って探してしまう。。。
ここでは弦楽合奏版、パイプオルガン版、バンド演奏サックス版を作り自分としてはどの演奏もいろいろな意味で捨てがたいのですが、一般的という意味で弦楽合奏版にリンクしておきます。
Blogでは同一ページ内でそれぞれリンクしていますので、他の演奏も聞いていただける方はBlogのリンクページから参照してください。。
リンク
サルヴァトーレ・ファルボ・ジャングレコ
Salvatore Falbo Giangreco
序曲ニ短調
Ouverture in Re minore
ファルボはファルボで3大名曲があって、「序曲ニ短調」「田園写景」「スペイン」とどれを選んでも有名曲なのですが、ここでは自分で複数演奏作成している「序曲ニ短調」にしておきます。
異論はもちろん受け付けます。
「序曲ニ短調」は旋律の受け渡しが重要なので、自分のパートを好きに弾いていると曲が繋がらなくなってしまいます。ここではオルガン版、弦楽版、ジャングルビート版など作成していますが、まあやはり基本紹介としては弦楽版でしょう。他の演奏は、この自薦リストが進むと他のタイトルで選ばれるでしょうし。
なお最後のコーダに当たる部分は拍子も変わるのですが、同じ速度で突入するか、半分の速度になるかで解釈は2種類ありますが、ここでは同速度で突入です。解釈が分かれるのはショスタコーヴィッチの交響曲第5番の第4楽章のようですね。
リンク
ニコラス・ラウダス
Nicolas Lavdas
第二ギリシャ狂詩曲
2a Rapsodia Ellenica
ラウダスはギリシャの人で「第二ギリシャ狂詩曲」が超有名、「エカーブの嘆き」がそのあとに続いて、あとはほぼ演奏されないと思います(「クレタ風舞曲」はほんの少し演奏されるかな)。筆者はラウダス好きなので、なんとか全曲作ることを目標にしています。
しかし、やはり作成していくと「第二ギリシャ狂詩曲」が図抜けてできが良いのは、そりゃ仕方がないなあと改めて思いました。
なお、この曲のギリシャ民謡のテーマはスカルコッタスの「3つのギリシャ民謡」 I. Potamos (River) でも聴くことができるので聴き比べていただくのもよいでしょう。
演奏もYouTubeも再開初期のものなので、作り直してみたい気もするけど、今のところそれよりはほかの未作成曲を優先している次第です。
リンク
ジョゼッペ・マネンテ
Giuseppe Manente
メリアの平原に立ちて
Sulla Piana Della Melia
いや、マネンテといえば「華燭の祭典」だとか言われそうですが。。。マネンテは主に吹奏楽の人なので吹奏楽からの編曲が多いのですが、「メリアの平原に立ちて」は元々マンドリン合奏用で作曲コンクールに応募し入選したもので、後にマネンテ自身によって改定を加えて吹奏楽譜として出版されたようです。
ここでの演奏は弦楽+マリンバで、マリンバのアタックが個人的には可愛いのですが、なにせ再開初期の曲。これもいつの日か別編成できっと。。。
リンク

マンドリン業界の作曲家の曲が多いのですが、作りたい曲であればクラシック畑の人の曲も作っています。ただしオリジナルの編成ではやはり生演奏のほうが良いと思うので、他の楽器でアレンジしたものを作っています。

まあプッチーニやマスカーニあたりはどうなんだとも思いますが、それは一応イタリアものマンドリン関連ということでここからは外しました。

作曲家      曲名とBlogへのリンク             一言              YouTube
セザール・フランク
César Franck
前奏曲、フーガと変奏曲
Prélude, Fugue et Variation
有名なのはピアノ曲で「前奏曲、フーガとアレグロ」「前奏曲、コラールとフーガ」で、これらも大好きなのですが、「前奏曲、フーガと変奏曲」はオルガン曲です。
シンセx2とベースの3ピース構成ですが、淡々と進めていくところが自分では気に入っています。
リンク
ベラ・バルトークBartók Bélaルーマニア民俗舞曲
Roumanian Folk Dances
バルトークも有名どころなので、名曲はたくさんありますが、やはり生演奏がよい。
「ルーマニア民俗舞曲」はピアノ曲版を元にしていますが、最初期の頃、Spledosaというオルゴール音源を使おうして、適した曲を20年前のデータから引きずり出して使いました。
リンク
エドヴァルド・グリーグ
Edvard Grieg
ホルベアの時代から
Aus Holbergs Zeit
個人的に昔から好きな曲です。弦楽合奏版のほうが有名な気がしますけど、ここではピアノ版から Reason12 のHarpGuitar 音源を使用しています。この頃HarpGuitar音源に惚れていたのでした。
視聴数が少なくて作者的には悲しいですが、とても気にいっています。少し長いので各楽章別音源に分けたほうが良かったかも。
リンク
ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
Dmitri Shostakovich
コンチェルティーノ 弦楽合奏版
Concertino for Two Pianos String Ver.
昔マンドリン合奏の演奏会で指揮しようとして2台のピアノ譜から編曲した曲。演奏者よりも指揮者の能力がついていけずに崩壊しそうな気がしたので、実演せずに25年ほどお蔵入りした熟成品。
というか編曲した結果が曲として成り立っているかを確認したかったのだが、まあ聴ける気がする。
リンク
モーリス・ラヴェル
Maurice Ravel
スピネットを弾くアンヌ
D’anne Jouant de l’Espinette
有橋淑和さんのCDで聴いて以来、自分で作ってみたかった曲。チェンバロで演奏するものなら撥弦楽器でいけるやろ、ということで、「マンドリンを弾くアンヌ」です。
1分38秒の短い演奏ですが、シンセのふにゃふにゃいっているのも含めて自分的にツボにはまってお気に入り。
リンク